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執筆者の写真スイミー

OWS用の水着って?

更新日:2019年6月27日

いくつかお問い合わせがあったので、少し整理したいと思います。

こちらはアリーナさんの「パワースキン」です

1.FINA承認マークが付いた水着


FINAのOWS公式大会で着用できる水着です。オリンピックのOWS種目で選手の皆さんが着用しているタイプがこれです。


基本的にFINA承認マークがある水着ならプール競技で着用するハーフスパッツでもいいわけですが、全身を覆った方がスイム的に有利なので、ほぼ全員が同じタイプの水着を着ています。


アリーナさん、ミズノさんなどが出していますが大量に生産しない(OWS人口が少ない)ので、シーズン始めに購入しておかないとサイズ欠品が出るようです。 見た感じではかなり薄い(布帛系に近い)んですが、コンプレッション効果があるので長距離でも疲れにくい。ただし着るのは大変です。いったん着てしまえば(サイズさえ合っていれば)快適だと思います。 オリンピックでOKなくらいですから、どんなOWS大会でも着用できます!

保温力は競泳水着と同等でしょう。

※スイミーショップではお取り扱いしていません

※筋力のあるトップアスリート向けに設計された水着です。布帛系のコンプレッション(着圧)水着に慣れていない方は、着用中に圧迫感を感じることがありますので、特にOWSで長距離のレースを泳ぐ場合は、実際にこの水着を着用して、事前に十分に練習することをおすすめします。



2.スイミーで制作中のSwimArmar(スイムアーマー)60シリーズ



SwimArmar60ハイスペックモデルです!

SwimArmar61-TX+ スイムアーマーのレギュラータイプです!

混同されやすいのですが、スイムアーマーと同じ生地でメーカーさんが作った、競泳用のスイムアーマーというのがありまして、こちらはFINA承認を受けています。


なので生地としては問題ないのですが、今回制作するOWS用のスイムアーマー60シリーズは、水着単体としてのFINA承認は受けていません。したがってFINA承認マークの水着を着なければならない大会では着用不可です。(FINAの承認は申請~許可まで、時間と費用がものすごーくかかります)


とはいえ一般スイマー(市民スイマー)さんが趣味で楽しむOWSの大会なら、まったく問題なく着用できます。ラバーも使用していないので「ラバー素材の水着は不可」という大会でもOK。

もちろんウエットスーツのような浮力もないので、「ウエットスーツ不可」や「ウエットスーツ着用の場合は着外」という大会でも大丈夫な水着です。


撥水性が高く、布帛よりやや厚めの高密度な生地は、多少の保温力が期待できる上、着脱が非常にラク!さらに水との抵抗値が低いため、滑る感じで水中を進むので、多少なりともタイムが速くなる(私自身は50mで2~3秒速くなります)!OWS用の高速水着と言えると思います。しかもサイズバリエーションが豊富。既製サイズが合わない方でも、いろいろなサイズから選ぶことが出来ます。

※スイミーショップでお取り扱い中!(お問い合わせ:swimme.ows@gmail.com)




3.ラバー水着



正式名称はバイオラバースイムのフルスーツ。「ラバー水着」と言えば通常はコレです。山本化学工業さんの「たこ焼きラバー」と言えば、聞き覚えがあるスイマーさんも多いでしょう。2009年の高速水着問題で、競泳(プール競技)では、ラバーが禁止されました。


ところがこのラバー水着、海で泳ぐには最適の水着なんですね。速いし、温かいし、快適。表面のラバーは水を含まないので保温力は抜群なんです!


最新作のSwimArmarも、保温力という点ではラバー水着にはかないません。トップクラスの競泳選手用に作られていた時代には、かなり締めつけ感があったようですが、現在のラバー水着は一般スイマー用になっているので、わざわざ大きいサイズを選ぶ必要はなくなりました。

FINA承認はありません(ラバー禁止なので無理)、ラバー不可の大会では着用できませんが、現在のところほとんどのOWS大会で着用できますし、海での練習会など、オーシャンスイム全般に適していると思います。


よく「ラバーは浮く」と表現されますが、正確には「速いスピードでまっすぐ進むと、下半身が(ラバーではない水着より)浮く感じがする」だけで、着るだけで浮く(浮力がある)わけではありません。

※スイミーショップでは在庫に限り即納できます。




4.ロングスパッツ水着(練習用水着)


ロングスパッツ水着の一例です

これは女性用ですが、練習用水着としてロングスパッツタイプの水着が細々と(涙)生産されています。


通常の水着なので、浮く感じも特にありませんが、ワンピースやハーフスパッツ水着よりは、生地で脚が覆われている分、多少の保温効果が期待できます。

もちろんOWSの大会でも着用できます。


海泳ぎをする場合、クラゲとの接触などもあるので、ロング水着を1着持っていると何かと便利ですよね。


※スイミーショップではお取り扱いしていません













5.フルボディスーツ


珍種(失礼)を見つけてしまいました。

競泳水着専門店「トムズスポーツ」さんのページで、フルボディスーツ!

特注品のようです。


イアン・ソープの時代を思い出しますね。


説明によると トムスポーツさんが、speedo(株式会社ゴールドウィン)さんに別注生産をお願いした、完全限定モデルだそうです。


残念ながらメンズのみ。

生地はFLEXΣ(フレックスシグマ)なので、通常の競泳水着の特別バージョンと思っていいようですね。


あまりにも懐かしいデザインで、思わずアップしてしまいましたが、えーと、湘南10kmの水着の規定には合致していますので(ラバー素材でなければ、袖ありの水着でもいいそうです。でも本当に着る方は…確認お願いします~(^_^;))、これでゴールしたら目立ちますね!


以上、OWS大会用の水着を、スイミーなりに整理してみました!

着用できる水着について正確な判断は、各大会の事務局にお問い合わせください。



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